【アーカイブ】ウィメンズヘルス分野のリハビリテーション
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重見大介 先生 / 荒木智子 先生 / 森野佐芳梨 先生 / 大内みふか 先生 / 槌野正裕 先生 / 布施陽子 先生 / 田舎中真由美 先生 / 山﨑愛美 先生
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通常価格
プレミアム会員4,000円 (税込)無料
【講習会概要】
本講習会では、女性のライフステージに沿ったリハビリテーションについて紹介します。具体的には、産前産後の腰部・骨盤帯機能障害に関する病態理解から、産前産後のリハビリテーションにおける評価、介入について、系統立てて、紹介します。また、産婦人科医師もお招きし、産婦人科医師から見たリハビリテーションの可能性についても講義します。女性の健康は、ライフステージにおいて、様々な生理学的変化が生じ、特有の変化を経験します。ウィメンズヘルスのリハビリテーションは、今まさに発展をしている分野です。リハビリテーションの考え方や最近のエビデンスも踏まえて解説します。
【講習会目標】
本講習会では、聴講者に「解剖・生理から病態を理解し、必須の評価ならび的確な介入の基礎を修得していただく」ことを狙いとしています。そのため、第1章では導入として女性のライフステージにおけるリハビリテーションについて概説します。次に、第2章で産前産後の腰部・骨盤帯機能障害について研究結果等からエビデンスに基づいた内容を学んでいただき、第3・4章において、特にこの分野にて多い排尿・排便機能障害について説明いたします。その後、第5・6章では、妊娠中および産後に分類してリハビリテーションの内容を学んでいただきます。さらに、第7・8章では産科領域におけるリハビリテーションの可能性を医師からの視点、実情について提示いたします。
最終的には、ウィメンズヘルス分野のリハビリテーションについて、概要から実践的内容、今後の可能性に至るまで幅広く理解していただくことを目指します。
【講座内容】
■第1講座
産婦人科医師から見た周産期リハビリテーションの可能性
講師: 重見大介先生
<学習内容>
・国内外の周産期リハビリテーションのエビデンス
・日本の診療状況を踏まえた周産期の課題
・周産期リハビリテーションへの期待と展望
<学習目標>
周産期リハビリテーションのエビデンスや産婦人科医からの期待を理解する。
■第2講座
女性のライフステージにおけるリハビリテーション
講師: 荒木智子先生
<学習内容>
・女性のライフステージと健康課題
・健康課題に対するリハビリテーション
<学習目標>
女性のライフステージにおける健康課題とそれに対するリハビリテーションを理解する。
■第3講座
産前産後の腰部・骨盤帯機能障害(研究・概論)
講師: 森野佐芳梨先生
<学習内容>
・周産期に女性の身体に生じる変化
・産前産後の腰部・骨盤帯機能障害に関する研究
<学習目標>
産前産後の腰部・骨盤帯機能障害について、エビデンスに基づき理解する。
■第4講座
下部尿路症状に対するリハビリテーション
講師: 大内みふか先生
<学習内容>
・下部尿路症状
・先行研究の紹介
・評価と介入
<学習目標>
下部尿路症状の基礎知識を修得し、昨今のエビデンスを踏まえた評価と介入について理解する。
■第5講座
排便機能障害に対するリハビリテーション
講師: 槌野正裕先生
<学習内容>
・排便障害について
・慢性便秘に対するアプローチの考察
・便失禁に対するアプローチの考察
<学習目標>
排便障害について理解し、理学療法士が関わることができる可能性を知る。
■第6講座
妊娠女性に対するリハビリテーション
講師:布施陽子先生
<学習内容>
・妊娠女性の身体変化
・評価・介入方法
・ケーススタディ
<学習目標>
妊娠女性に対する理学療法評価,介入について実例を通して理解する。
■第7講座
産後女性に対するリハビリテーション
講師: 田舎中真由美先生
<学習内容>
・出産が身体に与える影響、産後の機能障害(運動機能障害・骨盤底機能障害)
・産後の機能障害に対する評価
・産後機能障害に対する理学療法
<学習目標>
産後女性に起こりうる身体変化、理学療法評価及び介入について理解する。
■第8講座
産婦人科でのリハビリテーションの実情
講師: 山崎愛美先生
<学習内容>
・産婦人科クリニックでの導入と実際
・リスク管理と多職種連携
・産婦人科リハビリテーションの意義と展望
<学習目標>
産婦人科における理学療法の導入と運営について、実例を通して理解する。
講座リスト
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産婦人科医師から見た周産期リハビリテーションの可能性
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女性のライフステージにおけるリハビリテーション
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産前産後の腰部・骨盤帯機能障害(研究・概論)
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下部尿路症状に対するリハビリテーション
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排便機能障害に対するリハビリテーション
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妊娠女性に対するリハビリテーション
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産後女性に対するリハビリテーション
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産婦人科でのリハビリテーションの実情