【アーカイブ】基礎から学ぶ呼吸リハビリテーション
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朝井政治 先生 / 宮本直美 先生 / 田中貴子 先生 / 柳田頼英 先生 / 森下辰也 先生 / 俵祐一 先生
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通常価格
プレミアム会員3,000円 (税込)無料
【講習会概要】
本講習会では慢性閉塞性肺疾患をはじめとする呼吸器に障害を持つ患者さんに対して、呼吸器の解剖・生理学的観点から病態を理解し、必須の評価ならびに介入と系統立てて紹介します。
呼吸リハビリテーションの対象は、小児から高齢者、急性期から生活期そして終末期と多岐にわたります。このような方々に対して、可能な限り疾患の進行や合併症の予防あるいは健康状態を回復・維持するために、個別化されたリハビリテーションの考え方についてガイドラインやステートメント、最近のエビデンスも含めて説明いたします。さらに、臨床場面で多く遭遇する高齢者肺炎と嚥下障害を取り上げ、その具体的な介入についてもご紹介します。
【講習会目標】
本講習会では、聴講者に「呼吸器の解剖・生理から病態を理解し、必須の評価ならび的確な介入の基礎を修得していただく」ことです。
そのため、第1講座では呼吸器系の解剖・生理を含めた病態と障害像について概説します。次に、第2講座で呼吸リハビリテーションに必要な評価について学んでいただき、第3・4講座において慢性期と急性期の病期別における呼吸リハビリテーション介入の考え方について説明します。さらに第5・6講座では、高齢者や中枢性疾患を有する方に多く認める、肺炎や嚥下障害に対するアプローチや新たな介入戦略について提示します。
最終的には、患者さんとその家族が「呼吸を楽に!そして、幸せに生活する」ことを目指します。
【講座内容】
■第1講座
呼吸不全患者の病態と障害像の理解
講師:朝井 政治 先生
<学習目標>
呼吸器系の解剖・生理の観点から呼吸不全の病態ならびに障害像を理解する
<学習内容>
1.呼吸器系の解剖ならびに生理
2.呼吸不全とは?
3.呼吸不全患者の障害像
【講座内容】
■第2講座
呼吸不全患者に対する呼吸リハビリテーションに必要な評価
講師:宮本 直美 先生
<学習目標>
呼吸リハビリテーションに必要な評価の目的・意義を理解する
<学習内容>
1.各評価項目の目的について
2.評価の実際とポイント
3.評価結果の解釈とプログラム立案への応用
【講座内容】
■第3講座
慢性期における呼吸リハビリテーション
講師:田中 貴子 先生
<学習目標>
慢性呼吸不全患者に対する呼吸リハビリテーションの基本について理解・整理する
<学習内容>
1.理学療法アプローチの実際
2.運動療法の実際
3.ADL指導ならびにセルフマネジメント教育の実際
【講座内容】
■第4講座
急性期における呼吸リハビリテーション
講師:柳田 頼英 先生
<学習目標>
急性呼吸不全患者に対する呼吸リハビリテーションの基本について理解・整理する
<学習内容>
1.術前・術後の呼吸リハビリテーションの実際
2.酸素療法や人工呼吸療法について
3.早期離床や体位管理のエビデンス
【講座内容】
■第5講座
「高齢者肺炎」に対する呼吸リハビリテーション
講師:森下 辰也 先生
<学習目標>
高齢者肺炎における臨床的特徴と基本的治療について理解する
<学習内容>
1.高齢者肺炎の特徴
2.多面的評価と介入の実際
3.予防的介入
【講座内容】
■第6講座
「摂食嚥下障害」に対する直接的アプローチとその前後に必要な呼吸リハビリテーション
講師:俵 祐一 先生
<学習目標>
摂食嚥下のメカニズムを学び、病態に必要な評価ならびに介入内容を理解する
<学習内容>
1.摂食嚥下のメカニズム
2.摂食嚥下障害の病態
3.直接的アプローチとその前後における呼吸リハビリテーション
講座リスト
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呼吸不全患者の病態と障害像の理解
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呼吸不全患者に対する呼吸リハビリテーションに必要な評価
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慢性期における呼吸リハビリテーション
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急性期における呼吸リハビリテーション
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「高齢者肺炎」に対する呼吸リハビリテーション
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「摂食嚥下障害」に対する直接的アプローチとその前後に必要な呼吸リハビリテーション