【アーカイブ】疼痛へのアプローチ – 科学的根拠に基づく評価 –

疼痛
  • 今井亮太 先生 / 佐藤剛介 先生 / 重藤隼人 先生 / 田中陽一 先生
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    無料
プログラム

【講義概要】

痛みは整形外科や中枢神経疾患、あるいは他の疾患において、臨床でも頻繁に遭遇する問題の一つであります。痛みへの対処が適切になされず、痛みが慢性化した場合には、日常生活や生活の質を低下させる大きな要因となります。この20年余りの間に痛み対する研究が飛躍的に進み、痛みのメカニズムが科学的検証されることで新たな視点が生み出されてきました。


本講習会では、痛みへの適切な対処を行うために、基本的知識および評価方法等を新しい科学的根拠に基づき解説していきます。各論では、臨床でも難渋する中枢神経疾患の神経障害性疼痛や慢性腰痛に対するリハビリテーション、慢性疼痛に対する心理社会アプローチについて紹介します。


※ 第2講座、第3講座については資料配布はございませんので、予めご了承ください。

 

【講義内容】

■第1講座:痛みとは-慢性化するメカニズム-

 講師:今井亮太 先生

<学習目標>

痛みの基本的な知識の獲得と、慢性化するメカニズムを理解し習熟する。

<学習内容>

痛みの概論、急性疼痛から慢性疼痛を引き起こす可能性がある因子やメカニズムなどを紹介する。

その後、よく使用されている評価などを紹介する。

 

 ■第2講座:神経障害疼痛の評価とアプローチ-脳卒中・脊髄損傷後疼痛を中心に-

 講師:佐藤剛介 先生

<学習目標>

神経障害性疼痛の基礎的メカニズムおよび評価方法と脳卒中・脊髄損傷後の神経障害性疼痛の特徴を理解し、現在行われているアプローチを列挙することができる。

<学習内容>

神経障害性疼痛の概論、神経障害性疼痛の疫学と発症メカニズム、神経障害性疼痛の評価、各論として脳卒中および脊髄損傷後疼痛の疫学・メカニズム・アプローチを説明し、これからの課題と方向性を示す。

 

 ■第3講座:侵害可塑性疼痛の評価とアプローチ-慢性腰痛を中心に-

 講師:重藤隼人 先生

<学習目標>

侵害可塑性疼痛を心理的側面と身体認知側面に分類し、各々の病態および評価方法を理解し、慢性腰痛の病態に基づくアプローチの実際について理解することができる。

<学習内容>

痛みの定義、痛みの病態分類(侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛・侵害可塑性疼痛)を概説した上で、侵害可塑性疼痛の病態メカニズム、侵害可塑性疼痛の評価(心理的側面、身体認知的側面、中枢性感作の評価)、各論として慢性腰痛を例に病態メカニズムに基づいたアプローチの説明を行う。

 

 ■第4講座:慢性疼痛に対する心理社会的アプローチ

 講師:田中陽一 先生

<学習目標>

慢性疼痛に対するリハビリテーション介入の目的を理解し、心理社会的要因の評価に基づくアプローチの実際について理解することができる。

<学習内容>

慢性疼痛に対するリハビリテーション介入の目的を示し、必要な評価(心理社会的要因、疼痛律動性)について説明する。

また、疼痛管理、痛みの対処方略、目標共有といったアプローチ手法を説明し、慢性疼痛患者に対する具体的な介入方法を紹介する。

講座リスト

  • 痛みとは - 慢性化するメカニズム -

    今井亮太 先生
  • 神経障害疼痛の評価とアプローチ - 脳卒中・脊髄損傷後疼痛を中心に -

    佐藤剛介 先生
  • 侵害可塑性疼痛の評価とアプローチ - 慢性腰痛を中心に -

    重藤隼人 先生
  • 慢性疼痛に対する心理社会的アプローチ

    田中陽一 先生

講師紹介

  • 今井亮太 先生

    理学療法士
    大阪河﨑リハビリテーション大学 リハビリテーション学部
  • 佐藤剛介 先生

    理学療法士
    畿央大学
  • 重藤隼人 先生

    理学療法士
    OMPT(IFOMPT)
    京都橘大学 健康科学部理学療法学科 助教
    畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 客員研究員
  • 田中陽一 先生

    作業療法士
    兵庫医療大学 リハビリテーション学部作業療法学科 講師
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