【アーカイブ】作業療法士のための摂食嚥下リハビリテーション集中講座
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福岡達之 先生 / 兼岡麻子 先生 / 南都智紀 先生 / 森隆志 先生 / 神作一実 先生
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通常価格
プレミアム会員3,000円 (税込)無料 -
※アーカイブ配信あり
【講習会概要】
摂食嚥下障害は誤嚥性肺炎や脱水、低栄養などの合併症を引き起こすことから、予後を決定する重要な因子といえます。摂食嚥下障害の原因は、脳卒中や神経変性疾患、頭頸部癌術後などが知られていますが、近年では、サルコペニアの摂食嚥下障害や老嚥(presbyphagia)、オーラルフレイルなども注目されています。このように多様な病態を呈する摂食嚥下障害に対しては、単一職種による局所的なアプローチだけでなく、全身リハ、食事動作・姿勢の改善、栄養管理など多職種によるチームアプローチが重要です。本セミナーでは、摂食嚥下の解剖・生理から摂食嚥下障害の評価と訓練、栄養管理、チーム医療について、作業療法士を対象とした集中講座を行います。摂食嚥下リハビリテーションをこれから学ぼうとされている方、すでに関わっているが作業療法士としてどのように介入してよいか悩んでいる方、臨床をブラッシュアップしたい方などを対象としています。
【講習会目標】
本講習会の目的は、作業療法士が摂食嚥下リハビリテーションを行う上で必要となる基本知識の習得と作業療法士の特性を活かしたアプローチの考え方について学ぶことです。第1章では、摂食嚥下の解剖・生理と多様な摂食嚥下障害について概説します。第2章、第3章では、摂食嚥下障害の評価と摂食嚥下訓練の実際について紹介します。第4章では、摂食嚥下障害の栄養管理とチームアプローチについて解説します。第5章では、作業療法士が介入する摂食嚥下リハビリテーションについて解説します。
【講座内容】
■第1講座
摂食嚥下の解剖と生理、摂食嚥下障害の全体像
講師:福岡達之 先生
<学習目標>
摂食嚥下の解剖と生理を学び、摂食嚥下障害の全体像を理解する。
<学習内容>
①摂食嚥下に関わる器官と構造
②摂食嚥下の神経機構と嚥下モデル
③摂食嚥下障害の病態
■第2講座
摂食嚥下機能の見方と評価のポイント
講師:兼岡麻子 先生
<学習目標>
摂食嚥下障害の評価方法を学び、摂食嚥下機能の見方と評価のポイントを理解する。
<学習内容>
①臨床評価
②スクリーニング検査
③機器を用いた検査(嚥下内視鏡検査・嚥下造影検査)
■第3講座
摂食嚥下障害に対する運動療法と摂食訓練
講師:南都智紀 先生
<学習目標>
摂食嚥下障害に対する運動療法の実施方法、摂食訓練の方法や流れを理解する。
<学習内容>
①摂食嚥下リハビリテーションの原則
②各運動療法の目的や実施方法
③摂食訓練の方法や注意点
■第4講座
摂食嚥下障害の栄養管理とチーム医療
講師:森 隆志 先生
<学習目標>
摂食嚥下障害者の低栄養リスクを理解し、多職種チームによるアプローチ方法を理解する。
<学習内容>
①嚥下障害者の低栄養リスクとサルコペニア
②嚥下障害者への栄養投与方法と嚥下調整食
③多職種チームによる摂食嚥下障害者への栄養サポートの実際
■第5講座
作業療法士による摂食嚥下リハビリテーション介入
講師: 神作一実 先生
<学習目標>
セルフケアとしての「食べること」に作業療法士がどのように介入するかを理解する。
<学習内容>
①なぜ作業療法士が摂食嚥下リハビリテーションをおこなわなければいけないか
②摂食嚥下リハビリテーションの作業療法評価
③対象者にとっての意味ある作業としての「食べること」への介入
講座リスト
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摂食嚥下の解剖と生理、摂食嚥下障害の全体像
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摂食嚥下機能の見方と評価のポイント
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摂食嚥下障害に対する運動療法と摂食訓練
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摂食嚥下障害の栄養管理とチーム医療
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作業療法士による摂食嚥下リハビリテーション介入
講師紹介
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福岡達之 先生
言語聴覚士
広島国際大学 総合リハビリテーション学部リハビリテーション学科
言語聴覚療法学専攻 准教授 -
兼岡麻子 先生
言語聴覚士
東京大学医学部附属病院 リハビリテーション部
言語聴覚士 (言語聴覚療法主任)(兼任)摂食嚥下センター (副センター長) -
南都智紀 先生
言語聴覚士
京都先端科学大学 健康医療学部 言語聴覚学科 講師 -
森隆志 先生
言語聴覚士
総合南東北病院 口腔外科 摂食嚥下リハビリテーションセンター 主任
博士(障害科学)
認定言語聴覚士(摂食嚥下障害領域)
栄養サポートチーム専門療法士
臨床栄養代謝専門療法士
リハビリテーション栄養指導士
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
ディサースリア認定セラピスト -
神作一実 先生
作業療法士
文京学院大 保健医療技術学部