【アーカイブ】発達障害における『CO-OP approach™️』の基礎理解と応用

小児
  • 塩津 裕康 先生
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プログラム

【講義目的】

CO-OPをお伝えすることにより,子ども中心の実践が増え、さまざまな子どもが日々の作業参加における挑戦と達成をより経験できることを期待します。 

 

【講義内容】

■第1講座 :CO-OPの開発経緯・基盤理論

この講座では、『開発の経緯』『発達性協調運動障害』について、基盤理論である『学習理論』『運動学習と遂行』などを説明します。


<CO-OPについて>

CO-OPは、カナダの作業療法士であるヘレン・ポラタイコによって開発されたアプローチです。

開発が始まった1990年代当時、発達性協調運動障害(DCD)を呈する子どもに対するアプローチは『障害に焦点をあてる』ものばかりでした。


加えて、

・ほとんどのアプローチで効果が検証されていない

・活動・参加レベルの効果の検証が不十分

・検証されていてもその効果はランダム


この状況に対してカナダ政府から新たなアプローチの開発要請があったこともあり、ヘレンらはトロント大学のクリニックで約10年がかりでCO-OPを開発しました。


開発したCO-OPの中心原理は、

・クライエント中心

・遂行基盤

・問題解決


それを下支えする理論には、

・ICF

・エビデンスに基づいた実践

・学習理論

・運動学習と遂行


を設定しています。これらの歴史的背景から基盤理論までを説明します。

 

■第2講座 :CO-OPのプロトコル・事例紹介

<講義概要>

この講座では、「4つの目的」と「7つの特徴」からなるCO-OPのプロトコルについて説明します。

事例は、CO-OPのメインターゲットである学齢期のDCD児の実践を、動画を用いながら紹介します。

加えて、その他の応用可能性についてもお時間の許す限り説明します。

具体的には、脳性麻痺児、成人、遠隔作業療法などです。

加えて、事例紹介を通して実践イメージをつかんで頂きます。


<CO-OPの目的>

・スキル習得

・ストラテジー使用

・般化

・転移


 <CO-OPの特徴>

・クライエントが選んだ目標

・ダイナミック遂行分析

・認知ストラテジーの使用

・ガイドされた発見

・可能化の原理

・保護者や重要他者の参加

・介入の形態

講座リスト

  • CO-OPの開発経緯・基盤理論

    塩津 裕康 先生
  • CO-OPのプロトコル・事例紹介

    塩津 裕康 先生

講師紹介

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