【アーカイブ】子どもの発達支援に必要な発達評価の視点

小児
  • 樋室伸顕 先生 / 儀間 裕貴 先生 / 東周平 先生 / 山西葉子 先生 / 松島佳苗 先生 / 楠本泰士 先生
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プログラム

【講習会概要】

本セミナーでは、小児期特有の疾患に関わるセラピストにとって有用となる評価の視点について、全6回の講座を通じて解説します。

1)小児リハビリテーションおよび発達支援に必要な発達評価の視点

2)臨床においてよく用いられている評価方法に関する最近の動向

3)発達評価の結果の理解と具体的な支援への展開

上記3点について解説し、基礎的な知識を整理するとともに、理解を深めます。

 

【講習会目標】

本セミナーの狙いは、受講者に「小児リハビリテーションにおける各種評価を用いる際、その評価を行う意義や結果を適切に理解し、そして介入への応用について思考を深めていただくこと」です。

そのために、まず第1回では特に子どもの発達支援に必要となる発達評価の考え方、用いるべき評価法の調べ方や選び方、評価結果の適切な解釈の仕方などについて解説します。

 

また、第2回~第5回については、ライフステージや主要な疾患別における各種評価の用い方や結果の理解の仕方について解説し、第6回では子どものADLを評価する視点を広く解説します。各回を通して、子どもの発達状況やおかれている環境を適切かつ具体的に評価する(できる)ことが、子どもの発達を支援することそのものに直結し、評価結果の適切な理解・応用が重要であることについて思考を深めて欲しいと思います。

 

【講座内容】

■第1講座

発達支援につなげる発達評価の視点

講師:樋室 伸顕 先生

<学習目標>

小児リハビリテーション介入をより効果的なものにするための評価法の考え方を理解する。

 

<学習内容>

1. 評価の必要性(Family-Centered CareとShared Decision Making)

2. 評価法の選択(ICFと文献検索)

3. 評価法の特性(信頼性、妥当性、反応性、解釈可能性)と結果の解釈

 

【講座内容】

■第2講座

新生児理学療法における発達評価の視点

講師:儀間 裕貴 先生

<学習目標>

新生児、低出生体重児、ハイリスク児に対する神経行動学的評価の基本的な考え方を理解する。

 

<学習内容>

1. General Movements Assessment(PrechtlのGMs観察法)

2. Neonatal Behavioral Assessment Scale(NBAS,Brazelton新生児行動評価)

3. Hammersmith Neonatal Neurological Examination(Dubowitz新生児神経学的評価法)

4. 各種評価に基づいた介入の考え方

 

【講座内容】

■第3講座

脳性麻痺をもつ子どもの発達評価の視点

講師:東 周平 先生

<学習目標>

脳性麻痺をもつ子どもに対する評価と介入へのつなげ方を理解する。

 

<学習内容>

1. 脳性麻痺の定義と麻痺分類

2. 脳性麻痺の機能分類

3. 機能分類と評価:成長曲線の解釈に基づく介入の考え方

 

【講座内容】

■第4講座

神経発達症をもつ子どもの発達評価の視点:運動機能面に焦点をあてて

講師:山西 葉子 先生

<学習目標>

神経発達症児に対する代表的な運動機能および感覚機能評価について学び、 子どもの臨床像を理解する

 

<学習内容>

1. 神経発達症児を対象とする運動機能評価、感覚機能評価の視点

2. 運動機能評価の背景と臨床応用

 :Japanese version of Miller Assessment for Preschoolers(JMAP),JPAN感覚処理・行為機能検査等

3. 感覚機能評価の背景と臨床応用:日本版感覚プロファイル, 視知覚系の評価も含む

4. まとめ(模擬事例の紹介)

 

【講座内容】

■第5講座

神経発達症をもつ子どもの発達評価の視点:認知機能面や社会的スキルに焦点をあてて

講師:松島 佳苗 先生

<学習目標>

代表的な認知機能検査や行動の評価について学び、子どもの臨床像を理解する。

 

<学習内容>

1. 認知機能や適応行動(社会的スキル)を評価する上で大切にしたい視点

2. 認知機能の評価:Wechsler Intelligence Scale for Children 等

 理論的背景とリハビリテーションへの活用

3. 自閉スペクトラム症の行動評価:質問紙と行動観察

4. まとめ(模擬事例の紹介)

 

【講座内容】

■第6講座

子どものADLを評価する視点

講師:楠本 泰士 先生

<学習目標>

小児や成人分野でのADL評価の現状を理解し、小児疾患におけるADL評価を実施できる。

 

<学習内容>

1. 成人分野で使用されるADL評価

2. 小児分野で使用されるADL評価

3. PEDIの活用と応用

講座リスト

  • 発達支援につなげる発達評価の視点

    樋室伸顕 先生
  • 新生児理学療法における発達評価の視点

    儀間 裕貴 先生
  • 脳性麻痺をもつ子どもの発達評価の視点

    東周平 先生
  • 神経発達症をもつ子どもの発達評価の視点:運動機能面に焦点をあてて

    山西葉子 先生
  • 神経発達症をもつ子どもの発達評価の視点:認知機能面や社会的スキルに焦点をあてて

    松島佳苗 先生
  • 子どものADLを評価する視点

    楠本泰士 先生

講師紹介

  • 樋室伸顕 先生

    理学療法士
    札幌医科大学 医学部公衆衛生学講座 講師
  • 儀間 裕貴 先生

    理学療法士
    東京都立大学 健康福祉学部 理学療法学科 准教授
    東京大学大学院教育学研究科 研究協力者
    鳥取大学 地域学部附属子どもの発達・学習研究センター 地域連携研究員
  • 東周平 先生

    理学療法士
    北九州市立総合療育センター
  • 山西葉子 先生

    作業療法士
    東京都立大学健康福祉学部作業療法学科
  • 松島佳苗 先生

    作業療法士
    関西医科大学リハビリテーション学部作業療法学科
  • 楠本泰士 先生

    理学療法士
    福島県立医科大学 保健科学部 理学療法学科 准教授
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