【アーカイブ】作業療法に活かす心臓リハビリテーション
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生須義久 先生 / 内藤喜隆 先生 / 山下遊平 先生 / 笹井祥充 先生 / 竹林崇 先生
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通常価格
プレミアム会員3,000円 (税込)無料
【講習会概要】
心臓リハビリテーションは多職種チームが多面的かつ包括的な介入をおこなう循環器疾病管理プログラムをさします。近年、この多職種チームにおいて作業療法士へのニーズが高まっています。一方で心大血管疾患患者は疾患特有のリスクを有しているため作業療法を実施に際しては多くの知識や技術を必要とします。本講習会では作業療法士を必要としている心臓リハビリテーションチームの期待に応え、多くの患者に安全かつ有益な医療サービスを提供するための情報を提供します。
【講座内容】
■第1講座:心大血管疾患の基礎知識、心臓リハビリテーションと作業療法の役割について理解する
講師:生須義久先生
<講座内容>
対象となる心大血管疾患について解説したうえで、心臓リハビリテーションの基本的プログラムとそのエビデンスについてガイドラインを参考に解説します。加えて、心臓リハビリテーションにおける作業療法の役割や取り組みについて説明します。
■第2講座:胸部 X 線、心臓エコーを読み解き作業療法に活かす
講師:内藤喜隆先生
<講座内容>
臨床では多くの検査結果から情報を集め、解釈し、患者の状態(リスク)を把握してからリハビリテーションを提供することが重要です。本講座では胸部X線写真、心臓超音波検査の基礎的な見方を紹介し、臨床に繋げられるように結果の解釈についても触れていきます。
■第3講座:検体検査、心電図、循環器薬剤を読み解き作業療法に活かす
講師:山下遊平先生
<講座内容>
急性期循環器領域では、作業療法を安全に実施することが不可欠です。そのため、各指標を的確に評価し、様々な指標の統合と解釈をおこない、作業療法に活かす必要があります。検体検査や心電図を理解することで、リハビリの効果を得るために負荷量の調整に役立ち、リハビリ中の有害事象を防ぐ効果があります。急性期循環器領域では医師や理学療法士、看護師、臨床工学技士といった多職種での介入することが多いため共通言語として知識を深めておく重要です。本講義では、各指標の基礎から統合と解釈、作業療法実践まで解説します。
■第4講座:心肺運動負荷試験やフィジカルアセスメント、作業療法評価を活用し作業療法に活かす
講師:笹井祥充先生
<講座内容>
心肺運動負荷試験、フィジカルアセスメントの診かたと病態生理を理解できるよう解説し、それを活かした症例を提示し解説します。また、認知機能や生活機能など作業療法特有の評価も症例を提示し解説します。
■第5講座:症例を通して心大血管疾患患者に対する作業療法の実際を検討する。
講師:生須義久先生、内藤喜隆先生、山下遊平先生、笹井祥充先生、竹林崇先生
<講座内容>
虚血性心疾患や心不全、心臓大血管手術後ついて包括的な心臓リハビリテーションや作業療法の実際について症例を通して紹介し検討します。
講座リスト
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心大血管疾患の基礎知識、心臓リハビリテーションと作業療法の役割について理解する
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胸部 X 線、心臓エコーを読み解き作業療法に活かす
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検体検査、心電図、循環器薬剤を読み解き作業療法に活かす
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心肺運動負荷試験やフィジカルアセスメント、作業療法評価を活用し作業療法に活かす
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症例を通して心大血管疾患患者に対する作業療法の実際を検討する