【アーカイブ】事例で学ぶ作業に焦点を当てた介入モデル 〜OTIPM、AMPS、ESI入門編〜
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山根伸吾 先生 / 鈴木達也 先生 / 南庄一郎 先生
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通常価格
プレミアム会員3,000円 (税込)無料 -
※アーカイブ配信あり
【講習会概要】
作業療法士はADL、IADL、仕事や趣味などのその人にとって意味のある作業に焦点を当てて関わります。今回、クライエント中心で作業に焦点を当てた介入モデルであるOTIPM(作業療法介入プロセスモデル)と作業遂行の観察法であるAMPS(運動とプロセス技能の評価)、ESI(社会交流技能の評価)を学ぶ機会を設けました。
作業に焦点を当てた介入をするためには、作業に焦点を当てた介入モデルを実践することが効果的です、AMPSとESIはOTPF(アメリカ作業療法実践の枠組み)に記載されている作業遂行の説明で紹介されています。OTIPMと作業遂行の観察法を学ぶことで対象者の意味のある作業の実現や参加につなげることができます。
今回は事例に協力を得てOTIPMの流れと、AMPS、ESIの技能項目を実際の作業遂行場面を観察して学ぶ機会を設けました。参加者は6回の講義を通じて、作業に焦点を当てた介入や作業遂行の観察方法とは何か理解し、その一部を実践できることを目指します。
【講座内容】
■第1講座
ADL/IADLに対する作業療法実践の枠組み
講師:山根伸吾 先生
<学習目標>
ADL/IADLに対する作業療法実践の枠組みと作業療法のプロセスを理解できる
<学習内容>
1.ADL/IADLに対する作業療法実践の枠組みを説明する
2.クライエントの作業に関係する背景情報の重要性について説明する
3.クライエントの作業遂行を観察することの意義について説明する
■第2講座
AMPSに基づく運動とプロセス技能の観察方法
講師:鈴木達也 先生
<学習目標>
AMPSの運動とプロセス技能項目を理解し作業遂行の特徴や質を捉えることができる
<学習内容>
1.AMPSの概要を説明する
2.AMPSの運動とプロセス技能項目について説明する
3.事例の作業遂行を観察しAMPSの技能項目で強みと課題を明確にする
■第3講座
OTIPMとAMPS結果に基づくCLへの介入方法
講師:鈴木達也 先生
<学習目標>
AMPSの観察結果を実践に用いる方法について理解することができる
<学習内容>
1.事例の作業遂行を新たに観察しAMPSの技能項目で強みと課題を明確にする
2.クライエントの運動とプロセス技能を文章化する
3.OTIPMとAMPS結果に基づく実践について説明する
■第4講座
ESIを用いた社会交流技能の評価
講師:南 庄一郎 先生
<学習目標>
ESIの技能項目を理解し,クライアントの社会交流の特徴や質を捉えることができる
<学習内容>
1.ESIに関する解説
2.ESI技能項目の解説
3.模擬事例の社会交流場面の観察演習
■第5講座
OTIPMとESIを用いた社会交流技能の改善に向けたアプローチ
講師:南 庄一郎 先生
<学習目標>
OTIPMとESIを活用し,臨床場面においてクライアントの社会交流技能に対するアプローチが行える
<学習内容>
1.前回の復習
2.模擬事例の社会交流場面の観察演習
3. OTIPMとESIを用いた実践例の解説など
■第6講座
ADL/IADLに対する作業療法実践の枠組み
講師:山根伸吾 先生
<学習目標>
ADL/IADLに対する作業療法の実践例を、作業療法介入プロセスモデルで説明できる
<学習内容>
1.作業療法介入プロセスモデルにおける、作業療法介入について、説明する
2.作業療法介入プロセスモデルにおける、作業療法の成果の視点と、その手段について説明する
3.作業療法のモデルに沿ってアプローチすることの意義について説明する
講座リスト
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ADL/IADLに対する作業療法実践の枠組み
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AMPSに基づく運動とプロセス技能の観察方法
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OTIPMとAMPS結果に基づくCLへの介入方法
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ESIを用いた社会交流技能の評価
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OTIPMとESIを用いた社会交流技能の改善に向けたアプローチ
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ADL/IADLに対する作業療法実践の枠組み