【アーカイブ】多角的視点からの筋機能障害の評価とトレーニングの実際
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中村雅俊 先生 / 谷口匡史 先生 / 阿久澤 弘 先生 / 大久保 雄 先生 / 原田伸哉 先生
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通常価格
プレミアム会員3,000円 (税込)無料 -
※アーカイブ配信あり
【講習会概要】
様々な運動器障害のリハビリテーションにおいて、運動は最も重要な治療手段の一つです。その中でも筋に対するアプローチは、痛みの軽減や動きの改善に寄与することが多く報告されています。一昔前までは、筋を対象にしたアプローチというと筋力増強を目的とした筋力強化トレーニングが一般的でした。しかし近年、筋の量だけでなく質を評価し改善することの重要性や、最大筋力だけでなく筋の機能を様々な側面から評価し改善することの重要性が報告されています。本シリーズでは、最新の知見による筋の構造的および機能的側面からの評価や、それらが抱える問題に対するアプローチ方法を5回に分けて学びます。
【講習会目標】
筋の機能は最大筋力だけでなく、持久性・敏捷性・最大速度など、様々な要素を兼ね備えている必要があります。また近年では筋の構造や機能を量的・質的に評価する方法が飛躍的に発展しています。本講習会では筋の機能を最大筋力だけでなく多角的な視点から捉え、問題点に適切にアプローチをすることで運動療法の効果を最大限に引き出せるような視点を学びます。本講習会では総論的視点から各論的視点まで、講師の先生方から最新の知見や臨床経験をご紹介いただき、受講生の皆様が筋機能障害に対してより科学的で効果的な介入ができるようになることを目的としています。
【講座内容】
■第1講座
レジスタンストレーニング処方のために必要な基礎知識と実践についてのヒント
講師:中村雅俊 先生
<学習目標>
レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)処方のために必要な基礎的な知識と効果的な筋力増加・筋肥大効果を得ることが出来るトレーニング処方が出来るようになる。
<学習内容>
①加齢・不動における筋力低下・筋萎縮に関する基礎的な知識について
②レジスタンストレーニング処方に重要な生理学的な知識について
③レジスタンストレーニングにおける強度・頻度・回数について
④レジスタンストレーニング処方の実践のためのヒント
■第2講座
下肢運動器疾患患者の筋機能障害の評価とトレーニング
講師:谷口匡史 先生
<学習目標>
筋機能障害に関与する骨格筋変性の評価法を理解し、その改善のためのトレーニング戦略を立てることができる。
<学習内容>
①筋機能障害における筋量・筋質評価の意義
②筋量および筋質の定量的評価の実際
③下肢運動器疾患患者の筋変性と臨床的関連
④筋量・筋質低下に対するトレーニング方法の実際
■第3講座
足の機能をコントロールする足部内在筋と外在筋の筋機能とトレーニング
講師:阿久澤 弘 先生
<学習目標>
荷重動作時に足部内在筋と外在筋がどのような筋活動を示し,どのような機能を担うのかを理解するとともに,それぞれの筋の効率的なトレーニングを実践できるようになる。
<学習内容>
①足部内在筋と外在筋の解剖
②荷重動作時の筋活動パターンと機能
③筋機能障害と運動器疾患
④足部内在筋と外在筋のトレーニング方法
■第4講座
体幹筋機能の評価と運動療法への応用
講師:大久保 雄 先生
<学習目標>
体幹筋の機能(主にmotor control機能)の原理を理解して,臨床現場における運動療法に活かせるようにする。
<学習内容>
①体幹筋のmotor control戦略
②痛みとmotor control異常の関連性
③基本的な体幹筋収縮様式の評価と運動療法
④Core exerciseを用いた体幹筋機能の評価と運動療法
■第5講座
肩関節・肩甲帯の筋機能障害の評価とトレーニング
講師:原田伸哉 先生
<学習目標>
肩関節疾患における筋機能障害に影響を与える病態を理解したうえで、的確な評価から適切なトレーニングを実施できる。
<学習内容>
①筋機能障害に影響を与える病態知識の整理
②筋機能発揮に関連するアライメント
③筋機能障害を抽出するための評価
④筋機能障害を改善するためのトレーニング
講座リスト
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レジスタンストレーニング処方のために必要な基礎知識と実践についてのヒント
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下肢運動器疾患患者の筋機能障害の評価とトレーニング
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足の機能をコントロールする足部内在筋と外在筋の筋機能とトレーニング
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体幹筋機能の評価と運動療法への応用
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肩関節・肩甲帯の筋機能障害の評価とトレーニング