
なぜ脳は変わるのか? -古典から最新までのリハビリテーション神経科学-
-
森岡 周 先生
-
2025年9月10日(水)、17日(水)、24日(水)
-
20:00-21:30
-
通常価格
プレミアム会員5,000円 (税込)無料
初回の配信: 09月10日(水) 20:00〜21:30
脳の中の身体表現と可塑性 ―神経系の構造理解と再構成のメカニズム―
講師:森岡 周 先生
「リハビリテーションのための脳・神経科学入門 改訂前の特別企画」 『リハビリテーションのための脳・神経科学入門』の核心部分を、出版前にいち早く学べる貴重な機会です。「なぜ回復するのか?」の根本理解 リハビリテーションで機能が回復する理由を、脳科学の視点から体系的に理解します。古典理論から最新知見への架け橋 これまでの常識と最新研究成果を明確にし、理解をアップデートします。
第1部:脳の中の身体表現と可塑性 ―神経系の構造理解と再構成のメカニズム―
<主な内容>
・脳における身体の表現
・感覚と運動の階層処理
・可塑性の基本原理
・線維結合による再組織化
・身体図式と身体イメージ
<学びの視点>
✓ 従来の考え方:固定的な脳地図と単純な入力-出力モデル
✓ 統合的理解:「変化した神経構造」として捉える視点
✓ 機能回復への示唆:感覚と運動の関係を”統合と予測”で理解する
第2部:主体性と予測の脳科学 ―自己・予測・学習の構造から読み解くリハビリテーションの本質―
<主な内容>
・運動主体感の生成過程
・運動イメージと観察の神経基盤
・Predictive Codingと誤差学習
・強化学習・内部モデル・ワーキングメモリ
・ネットワーク脳科学の基礎・ナラティブ・エンボディメント
<学びの視点>
✓ 従来の考え方:刺激→反応の技術習得モデル
✓ 統合的理解:「主体的に動く」ことの神経科学的意味
✓ 機能回復への示唆:学習を”脳の再組織化”として捉える視点
第3部:ネットワーク再編と回復 ―大域的脳機能の理解と個別化アプローチの科学的基盤―
<主な内容>
・大域的ネットワーク理論の基礎
・損傷後の回復経路
・神経調節技術の作用機序
・学習環境デザインの原理
・個人差に関わる要因の理解
<学びの視点>
✓ 従来の考え方:局所的な脳領域の機能回復と一律的な訓練アプローチ
✓ 統合的理解:ネットワーク再編による適応的変化と個別化の必要性
✓ 機能回復への示唆:「なぜ個人差が生じるか」に関わる要因の理解
<特別企画の価値>
改訂前だからこそ:最新研究を反映した内容を先取り学習
理論の体系化:断片的な知識を統合的に理解
未来への準備:次世代のリハビリテーション科学を先取り
講座リスト
-
1.脳の中の身体表現と可塑性 ―神経系の構造理解と再構成のメカニズム―
開催予定 2025年09月10日 20:00-21:30 -
2.主体性と予測の脳科学 ―自己・予測・学習の構造から読み解くリハビリテーションの本質―
開催予定 2025年09月17日 20:00-21:30 -
3.ネットワーク再編と回復 ―大域的脳機能の理解と個別化アプローチの科学的基盤―
開催予定 2025年09月24日 20:00-21:30
講師紹介
-
森岡 周 先生
理学療法士
畿央大学 ニューロリハビリテーション研究センター 教授 (センター長)
東京都立大学 客員教授